吉野山-京都の一泊二日旅行(1日目吉野)
「一目千本」と言われる、世界遺産の吉野山の桜を見に行ってきました。十万本あると言われている山桜は、下から「下千本」「中千本」「上千本」「奥千本」と呼ばれています。 実家の母と、小学三年生男子、小学一年生女子との四人の一泊二日の週末旅。
新学期迎えたばかりの子供にはハードだったかも… ただ、実家の父が二月に亡くなり、生前見たがっていた、吉野山の桜と、父の通った京大周りを散策することは、母にとっても、私にとっても重要なことでした。
京都駅で、新幹線から近鉄特急に乗り換える前に、柿の葉寿司のお店で手鞠寿司を買いました。 品川を8時40分発で、吉野駅に着いたのは14時です。
雨が午前中降ったのが幸いして、聞いていたより空いてました。ケーブルカーの長い列にはならばず、バスを乗り継いで、奥千本まで一気に上がります。寒かったです…奥千本の桜は五月に咲くので、杉林に濃い霧が立ち上り、さながら修験道です。
奥千本から、上千本行く途中に花矢倉展望台という見晴らしのいい所からの眺め。今年は、桜が遅くて去年の同時期の四割だそう。
中千本辺りにある「花錦」さんの縁側で、吉野葛の葛切りを頂きました。自家製の黒蜜は、生姜を効かせてさっぱりしてました。
葛切りはモチモチで、箸休めの伽羅蕗は山椒の香りが強くしっかりとしたお味。休憩所沢山あるけれど、ここの縁側は風情がありお勧めです。
「桜本坊」のしだれ桜は、厳かな雰囲気。
今度、奈良に行くことがあれば是非泊まりたい「竹林院」
竹林院のお庭「群芳園」は、秀吉がお花見の際に、千利休が築造したもの。様々な色味の桜が緑の中に配置され、うっとりするような景色です。有料で、お庭を拝見できます。
駅前で、桜羊羹や桜ソフトクリームを食べて、京都に戻りました。
帰りの特急券は、行きの京都駅での購入をお勧めします。(吉野では、売り切れていました)
晩御飯は、夜の祇園へ。
「梅蒸し」(冷たい茶碗蒸し。中に梅干が丸ごと入っていました。)が、名物という「祇園きたざと」へ。「小芋の唐揚げ」が絶品でした~。
窓越しに、鴨川沿いをずーっと夜桜が咲いていました。
何より、京都はタクシーが安くてびっくりしました。(多分、東京の半分。京都の端から端までで約3000円程度だそうです)うちの娘は、タクシーの頭のマークの多様さに喜んでいました。
お気に入りは「桜」と「ハート」。他に「三日月」「松葉」「星」の形もありました。