10年ぶりの照明デザイン奮闘記
今日は久しぶりにCLASKAへ「DOクラフト展」を見に行ってきました。
→CLASKA(クラスカ)HP
目的は、藤城成貴氏(ふじしろしげき)の「バルカナイズドファイバー」を使った照明を見に。

彼は「バルカナイズドファイバー」という紙の素材感が好きで、その材料の特性から照明を考えたというもの。
ちなみに同素材は、グローブトロッターというスーツケースの素材でもあり、大変丈夫なものです。

隣に写っているスツールは「パスコ」という、これまた紙素材の「エッフェル」というスツールです。(先日、ルブタンのディスプレイにも使われたんですよ!)mujiのファイルやなんかに使われている素材です。
→藤城成貴氏HP
近日デザインイベントがあちらこちらで開催される中、「紙」素材を切り口に様々なところへ出かけています。(子供の保育時間内しか行動できない為、展示会は13時までしか見られない条件下でかなーり必死です。11時~とかの展示会が多いので、1日1個しか見れません。しかも同時多発的に開催されるので、バタバタと同じ場所を毎日のように駆け回っていました・笑)
興味を持ったら、様々なつてを使って、とにかくデザイナーさんやメーカーさんに会いに行きます。(もちろん、保育時間内に・・・)
たとえば、某紙屋さん

ついでに、近くの建築専門書店のペーパーショーなんかもチェックして・・・

洋書でよく分からなかった本の日本語訳を手に入れて大興奮するも、幼稚園お迎え後の水筒・おやつに加えて原寸大の模型を持っていて・・・なんか、いつもすごい荷物を抱えて移動しています。
どうして、そんなにまでして展示会を見て廻るかというえば・・・
ただ、「好きだから」というのもありますが、実は私自身が10年ぶりにデザインに取り組んでいる最中なのです。
素材は紙で出来たらいいな~と考えています。
ちなみに10年前にしたデザインは「milk time light」という和紙のLED提灯ランプです。

コードレスで、「ほの明るい」月光のようなやわらかい質の光が特徴です。デザイン当時は1人目を妊娠中だったのもあり、「赤ちゃんを起こさない、寝顔の見える程度の明るさで持ち運べて、ちょっと揺らすことができる」のが気に入って毎晩の授乳の際に使っていました。
今はテラスでお月見のときなんかに使います。

自宅で使っているものは、持ち運びやすいようにリボンを結ばれてます・笑
アマゾンや楽天でも購入できます。
「milk time light」は、岐阜の老舗お盆提灯メーカー「浅野商店」さんが蝋燭の代わりに、LED灯体を使った、新しいデザインを世界的に売りたいというLX.プロジェクトの一環でデザイナーとして参加させていただきました。私以外は皆さん大御所ばかりです。

↑ジャスパー・モリソンの「ザ・ポルチーニファミリー」

↑長大作さんの「三角行灯」
そして、今考えているのは「一枚の展開図で出来る照明」有機EL照明です。
(でも、今のところ有機ELが曲がらないので一枚では出来ないのですが・・・。熱を発しないということで、LED電球を用いた照明として最初は出していこうかなぁと。)


↑FARROW&BALL(英)の壁紙で制作した原寸模型。後の梁にペイントしたペンキの残りを内側にペイントしているのでカラーコーディネートされています。FARROW&BALL(英)の壁紙は19世紀初頭と同様の制作方法でペイント仕上げの紙クロスで、同色のペンキがあるので壁と照明がリンクして、部屋に統一感が生まれます。インテリアの印象をガラッと変えたい場合は、大きな面(壁やカーテン、床)と照明を変えるのが効果的です。その2要素をつないぐ提案をしていきたいなぁと作ったもの。

↑スチールで作るのをイメージして作った原寸模型。上記の照明は内側の羽の色が反射して部屋全体が青くなったのを踏まえて、内側は白で制作しました。赤い羽根の部分が有機ELで出来ると、一枚の展開図で出来るのです(その場合は真ん中のLED電球部分のないデザインになります)
↓同じ展開図で、違うタイプのテーブルランプも出来る予定です。これは1枚の展開図でできた形です。

↓照明に向いた特性のバルカナイズドファイバーも、工業色強いながらも柄とあわせるとシャビーでガーリーな使い方も出来そうで心引かれるし・・・(ジーンズにレースのトップスを合わせる感覚に似てる)

素材次第では、子供も組み立てられることも出来たら、尚いいなぁと思っています。
コンセプトの整理、素材選び、素材が決まったとして素材特性による形のスタディー、ディテールのスタディー、セットメーカーさん探し、とまだまだ山積みで手探りですが頑張ります。
LEDも有機ELも日本企業が引っ張ってる技術なのですよ~♪
日本の未来のためにも、楽しみながら頑張ります。
→CLASKA(クラスカ)HP
目的は、藤城成貴氏(ふじしろしげき)の「バルカナイズドファイバー」を使った照明を見に。

彼は「バルカナイズドファイバー」という紙の素材感が好きで、その材料の特性から照明を考えたというもの。
ちなみに同素材は、グローブトロッターというスーツケースの素材でもあり、大変丈夫なものです。

隣に写っているスツールは「パスコ」という、これまた紙素材の「エッフェル」というスツールです。(先日、ルブタンのディスプレイにも使われたんですよ!)mujiのファイルやなんかに使われている素材です。
→藤城成貴氏HP
近日デザインイベントがあちらこちらで開催される中、「紙」素材を切り口に様々なところへ出かけています。(子供の保育時間内しか行動できない為、展示会は13時までしか見られない条件下でかなーり必死です。11時~とかの展示会が多いので、1日1個しか見れません。しかも同時多発的に開催されるので、バタバタと同じ場所を毎日のように駆け回っていました・笑)
興味を持ったら、様々なつてを使って、とにかくデザイナーさんやメーカーさんに会いに行きます。(もちろん、保育時間内に・・・)
たとえば、某紙屋さん

ついでに、近くの建築専門書店のペーパーショーなんかもチェックして・・・

洋書でよく分からなかった本の日本語訳を手に入れて大興奮するも、幼稚園お迎え後の水筒・おやつに加えて原寸大の模型を持っていて・・・なんか、いつもすごい荷物を抱えて移動しています。
どうして、そんなにまでして展示会を見て廻るかというえば・・・
ただ、「好きだから」というのもありますが、実は私自身が10年ぶりにデザインに取り組んでいる最中なのです。
素材は紙で出来たらいいな~と考えています。
ちなみに10年前にしたデザインは「milk time light」という和紙のLED提灯ランプです。

コードレスで、「ほの明るい」月光のようなやわらかい質の光が特徴です。デザイン当時は1人目を妊娠中だったのもあり、「赤ちゃんを起こさない、寝顔の見える程度の明るさで持ち運べて、ちょっと揺らすことができる」のが気に入って毎晩の授乳の際に使っていました。
今はテラスでお月見のときなんかに使います。

自宅で使っているものは、持ち運びやすいようにリボンを結ばれてます・笑
アマゾンや楽天でも購入できます。
「milk time light」は、岐阜の老舗お盆提灯メーカー「浅野商店」さんが蝋燭の代わりに、LED灯体を使った、新しいデザインを世界的に売りたいというLX.プロジェクトの一環でデザイナーとして参加させていただきました。私以外は皆さん大御所ばかりです。

↑ジャスパー・モリソンの「ザ・ポルチーニファミリー」

↑長大作さんの「三角行灯」
そして、今考えているのは「一枚の展開図で出来る照明」有機EL照明です。
(でも、今のところ有機ELが曲がらないので一枚では出来ないのですが・・・。熱を発しないということで、LED電球を用いた照明として最初は出していこうかなぁと。)


↑FARROW&BALL(英)の壁紙で制作した原寸模型。後の梁にペイントしたペンキの残りを内側にペイントしているのでカラーコーディネートされています。FARROW&BALL(英)の壁紙は19世紀初頭と同様の制作方法でペイント仕上げの紙クロスで、同色のペンキがあるので壁と照明がリンクして、部屋に統一感が生まれます。インテリアの印象をガラッと変えたい場合は、大きな面(壁やカーテン、床)と照明を変えるのが効果的です。その2要素をつないぐ提案をしていきたいなぁと作ったもの。

↑スチールで作るのをイメージして作った原寸模型。上記の照明は内側の羽の色が反射して部屋全体が青くなったのを踏まえて、内側は白で制作しました。赤い羽根の部分が有機ELで出来ると、一枚の展開図で出来るのです(その場合は真ん中のLED電球部分のないデザインになります)
↓同じ展開図で、違うタイプのテーブルランプも出来る予定です。これは1枚の展開図でできた形です。

↓照明に向いた特性のバルカナイズドファイバーも、工業色強いながらも柄とあわせるとシャビーでガーリーな使い方も出来そうで心引かれるし・・・(ジーンズにレースのトップスを合わせる感覚に似てる)

素材次第では、子供も組み立てられることも出来たら、尚いいなぁと思っています。
コンセプトの整理、素材選び、素材が決まったとして素材特性による形のスタディー、ディテールのスタディー、セットメーカーさん探し、とまだまだ山積みで手探りですが頑張ります。
LEDも有機ELも日本企業が引っ張ってる技術なのですよ~♪
日本の未来のためにも、楽しみながら頑張ります。
by dobashiyoko
| 2011-11-12 00:25
| 照明