10年ぶりの照明デザイン奮闘記・その8-@洗足カフェ(作品集no.2)
ワークショップのプログラムでは、構造を理解するために練習用の比較的柔らかい紙を用意しています。
平面の紙を折ったり、曲げたり、差し込んでいくと、立体になっていくフシギを体験したいのと、
どこにどのように色を塗ったり、形を切ったりするのか、ある程度以上の年齢の子は完成をイメージする為の立体スケッチブックとなります。
その後、型と紙のキットの関係なんかを、サラリと説明して「ものづくり」の過程に自分がいるということを、なんとなく感じてもらえたらいいなーと考えてます。
そんな、こんなしながら、最も熱の入るのは「作業」の時間。
オイルパステルとパステルでお絵かきを楽しんだ幼稚園生の女の子。テクスチュアの違いを使い分けている(!)本能的に理解するのか、周りを見ているのか、すごいなー。
パステルの「グラデーション」使いにハマッた小学生の男の子。ブルーグリーンの深い海のようにも、油粘土のようにも見えるフシギなテクスチュアに。独特です。
赤とゴールドのポスカで線画を楽しんだ幼稚園生の女の子。やっぱり、点灯すると動かなくなる・・・確かにあかりを入れると印象がガラリと変わるものね、ほっぺたが照らされています
全体的にパステルカラー(パステルだもん!!)で仕上げ、ピンで細かい模様を、クラフトパンチで穴を、職人・加藤さんに開けてもらった小学生の女の子。いろんな光の漏れ方がします。(それにしても、女子は手伝ってもらう相手を間違えないってのが、すごいなー)
オイルパステルとパステルでお絵かきを楽しんだ小学生の女の子
点灯しないと見えない、オイルパステルで描いた内側の車が透ける事を発見していました。
満面の笑みの幼稚園生の男の子。グレーを選び、ポスカの赤でためらいなくスラスラと描いてました。その後、机の下で一休み。お声がけさせてもらうと、その後復活して目打ちで黙々と穴を開けてました。
小さなお子さんですが、目打ちを上手に扱えていました。モンテッソーリの提示を取り入れた説明をして、お約束が守れるか確認し、大丈夫そうであれば親御さんの了承を得て、本物の工具を使ってもらうようにしています。
子どもの頃から本物の道具を扱える喜びも提供していきたいと思っております。
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●土橋陽子の活動●
夏休みに、子供向けのワークショップを開催しております。
10年ぶりのデザインになる、紙(バルカナイズドファイバー)で照明を作ります。
おかげさまで、ほとんどのクラスは定員に達しました。現在、24日(金)14:30~のクラスのみ、参加者募集しております!!!
お申し込みはイデーHPよりお願いいたします。
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by dobashiyoko
| 2012-08-17 12:00
| 照明